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桐谷さんに見る株主優待生活は危険。優待目的で株を買うと損をする理由

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「桐谷さん」ってご存知ですか?

 

テレビで一躍有名人になりましたね。株主優待で生活し、優待を全て消化するために自転車で颯爽と駆け巡る姿が話題になりました。

 

講演会をすると満席になるらしいですね。日本人がどれだけ楽をして生活をしたいか、どれだけ努力せずに甘い蜜を吸いたいと考えているか、が表れています。

 

優待だけで生活しているということは一見打ち出の小づちに見えますからね。

 

株主優待って?

まず株主優待は日本特有の制度です。

ほんの一部海外企業でも導入している会社はあるようですが。

 

企業の株主になっている人にその企業の商品やサービス、または会社に全然関係ないクオカードやらを提供するものです。

 

企業側の狙いはもちろん優待をエサに「株を買ってもらうこと」です。

 

優待は企業の利益を奪っている

株主優待は当然企業の財布から出ています。企業側からすれば節税効果の薄い交際費として計上されることが多いため、いわばただの損(コスト)です。

 

何千人の株主に配当金以外にもお金を使っていたら経営悪化を招くことは簡単に想像がつきますね。支出を増やして経営状況が悪化すればまさに本末転倒です。

 

株主からすればその会社の経営が悪化することが一番痛手なはずですが、株主は喜んで優待目的で株を購入します。

 

オーナーなんだからもう少し経営というものに目を向けてもよいと思いますが。行く末は株価が下がった時に意味も分からず総会で経営陣を罵倒するパターンでしょうか。

 

優待消化には行動の制約が求められる

株主優待にはその企業が運営しているレストラン食事券なんかも多いですね。有名なところだとすかいらーくとかでしょうか。

 

一見タダで飯食えるなら得じゃんと思うかもしれませんが、これって消費期限がついてることが多いんですよね。

 

不労所得を手に入れたいから株を始めたのに〇月までに絶対このレストランで食事をしなくてはならないという行動求められるわけです。これも本末転倒です。

 

500円のすかいらーく商品券ではなくて500円の現金だったら消費期限もないし行動の制約は受けないですけどね。

 

世の中に打ち出の小づちは存在しない

 桐谷さんは時価総額1億円分の株を持っているそうです。ポートフォリオがどんなものかわかりませんが、これほどの資産額であれば分散さえさせていればどんな買い方をしようが、テレビで見る限りの質素な一人暮らしをしていくことなど、たやすいでしょう。

 

しかしその生活に憧れて、種銭の少ない初心者投資家が桐谷さんの真似をすると確実に損をします。

 

桐谷さんはおそらくそのすべての資産を優待株のみで持っているわけではないでしょう。値上がりが期待できるもの、固いディフェンシブ銘柄も持っているはずです。

 

種銭が大きいということはそういうことです。色んな銘柄に振り分けるうちの何割かを優待銘柄にすることでリスク管理をしつつ、一人暮らしの生活を優待に助けてもらっている程度のことです。

 

「株を持っているだけで一生タダでモノが手に入る」などという打ち出の小づちは存在しません。500円の商品券もらっても600円株価が下がったら損をしていますからね。 

 

まとめ

株主優待といういう制度の裏には色々な事情があります。

 

企業の財布から出ているという事実やそれによる株価の下落の危険もあります。桐谷さんと自分では資産額が違うということも理解するべきであり、簡単に真似できるものではないんです。

 

しかし例外で人よっては打ち出の小づち的な使い方ができることもあります。

 

例えばイオンの優待なんかは100株持っていると、買い物した額の3%の現金還付が受けられるので、イオンが近くにあって生活の大半をイオンの買い物で済ましている、という大家族なんかは得をする可能性が高いです。

 

しかしこれも

  • イオンが近いという地理的要素
  • 大家族で消費が多いという人的要素
  • 何十年もその地に住み、優待をもらい続けるという時間的要素
  • イオンがこの優待を中止しないという企業的要素

が合わさって初めて最終的には得をする可能性が高い、という程度だと考えてくださいね。

 

以上、桐谷さんに盲目的に憧れて真似をしてみようとする人に向けての記事でした。

 

 

 では

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